1940年代に〈スターリナ〉が手掛けたこちらの腕時計。時代性にそぐわない35mmのラージケースを纏ったタイムレスな存在感を放つ一本。 1940年代の腕時計と言えば、まだ少し土臭さの残るプリミティブな力強さを持つものが目立ちますが、こちらはそうしたクラシックなデザイン性を持ちながら極めて洗練されたスタイリッシュな魅力が溢れています。 シリンダースタイルのラウンドケースは、直線的なラグに加えてステップベゼルを採用した、幾何学的に設計されたユニークなシルエットが特徴的。しかもそのステップベゼルは二段構えのマルチステップという希少なバリエーションで、一般的なシングルステップに比べわずかに繊細なイメージを強調しています。 やや控えめなアラビア全数字と、複雑なセコンドインデックスを外周部に配した文字盤デザインは、ストイックにしてどこかクロノグラフを思わせる計器然とした力強さを感じさせます。ブルースチールで統一された三針の美しい煌めきにも、心を惹きつけられて止みません。 ムーブメントはAS製の出車式センターセコンドモデルをアップデートしたスターリナ独自のチューニング機。穴石にゴールドシャトンを埋め込み、かつブレゲヒゲゼンマイを採用した高級仕様が見られます。
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