製造当時のままほとんど使用されることなく、ミントコンディションを維持したこの不思議な腕時計。 ワイヤータイプのラグがケースの裏側に隠れるように配置されているため、正面から見るとベルトがラウンドケースから直接生えているように見える、その名もフライングソーサー・ケース。あるはずのものがない、という異形の腕時計です。 ケース自体はシリンダースタイルながら、ベゼルがやや厚みを持ちフラットな形状をとっており、重厚でユニークな存在感。カラーダイヤルの古典的なスタイルのひとつであるカッパーダイヤルを採用した文字盤に加え、アラビア数字はアール・デコ全盛期にポピュラーだった細身で独特のフォントが用いられています。ブルースチールのロザンジュ針も美しいコーンフラワーブルーを維持しています。 製造を手掛けた〈エルソ〉とは、ドイツの老舗ウォッチブランド〈シュトーヴァ(STOWA)〉のプライベートブランド。搭載するムーブメントも、ドイツ製となる自社ムーブメントのCAL.150です。 ベルトは製造当時のヴィンテージ・レザーベルトがそのまま残る形で入手しました。こちらは経年劣化が見られるため当店オリジナルベルト"anonym"からオープンエンドタイプを1本差し上げます。
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