1950年代の《オレーター》の腕時計が入荷しています。 オレーターは1906年にスイスのラ・ショー=ド=フォンで設立された《Schild & Cie》による自社ブランド。ただ、その母体は1888年の《Braizely Freres》に遡り、とりわけクロノグラフやムーンフェイズなどの複雑時計を主力としていました。 こちらは日・曜日・月および月齢を同時に表示可能な、いわゆるトリプルカレンダー・ムーンフェイズモデル。センターセコンドがベースとなったすっきりとした文字盤デザインで、赤く彩られた矢印の針がポインターデイト式で日を示しています。ケースサイドに小さなプッシャーが3つ備えられており、それぞれ日・曜日・月の早送りが可能。仏頂面のムーンフェイズがどことなく愛らしい表情です。 搭載するムーブメントはバルジューのCAL.90。クロノグラフのムーブメントがベースとなっており、クロノグラフの名門として名高いバルジューらしい一機。パテック・フィリップをはじめとする超高級メゾンにも供給された名機と呼ばれるムーブメントのひとつです。 ☞その他の画像はこちら