1940年代の英国《ボンクリップ》のヴィンテージ・ブレスレットが入荷しています。 ☞《ボンクリップ》の詳細についてはこちら 形状から「バンブーブレス」と呼ばれるタイプのもので、ボンクリップのロゴが筆記体で入る貴重な初期モデル。サイズは自由に調整が可能で、アジャスト部分のツメをコマの隙間に差し込んで固定します。 1930年代に開発されたボンクリップのバンブーブレスは、元々はイギリス空軍(ROYAL AIR FORCE=RAF)と関係の深いアイテムとして知られ、その着脱・フィッティングの簡便さからジャガールクルトやIWCなどが納品していた英国軍のミリタリーウォッチに好んで採用されました。サイズが自由に調整できる上、一般的なベルトよりもやや長尺のため、フライトジャケットの袖の上からでも装着が可能だったことも採用のポイントと言われています。 素材を示す"FIRTH’S STAINLESS(ファースのステンレス)”とは初期のステンレススチールで、当時は”STAYBRITE”とも呼ばれていました。1924年に《トーマス・ファース&サンズ(Thomas Firth & Sons)》という鉄鋼メーカーが開発したもので、このような表記は古い時期にのみ見られる珍しい仕様と言えます。 こちらは取付部分が16.5mm幅なので、アンティークのロレックスやチュードルなどの17mmラグに最適です。 バネ棒の脱着がしやすいよう、取付部にスリットが入れてあるのも嬉しいポイント。