1950年代の《スミス》の腕時計が入荷しています。 ☞スミスの歴史についてはこちら 文字盤上に配された"SMITHS”のブランド名と誇らしげな王冠マーク、そして"DE LUXE”のモデル名。「デラックス」シリーズがおそらくスミスの腕時計の中で最も高い人気を誇るのは、そのデザインの豊富さもさることながら、信頼を寄せられる高い機能性にあるとも言われます。そしてその機能性を支えたのは英国製の自社ムーブメントでありました。 文字盤は経年の日焼けによってほのかに色づいていますが、どこか顔を赤らめたような表情に温かみを感じる、アンティークならではの魅力でもあります。本来ダメージの出やすい材質にもかかわらず、奇跡的にもかなり良いコンディションを維持。特にラグのサイドビューは優雅でありながら力強い曲線を描き、最高級モデルの風格を漂わせています。 ムーブメントはいわゆる”1215(トゥエルブフィフティーン)”の自社ムーブを搭載。優美な流線形のレイアウトや独特の粒金仕上げが美しいムーブメントですが、厚みがあり頑丈なパーツで構成される質実剛健な作りも見逃せません。 ケースは英国高級腕時計に多く見られる9カラットの金無垢製。"A.L.D"のメーカーズマークが示す通り、デニソンケースで知られる英国の《デニソン》社によるものです。 ■純度: 9 / .375(9カラット金無垢) ■メーカーズマーク: A.L.D(Aalon Lafkin Dennison) ■アセイ・オフィス: 碇(バーミンガム) ■デイトレター: H(1957年〜1958年) ☞その他の画像はこちら